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空室対策

  • 2023年4月号 賃貸リフォーム&リノベーションを考える

    2023年4月24日

        

    間取りを変える時の5つのポイント

     今回は間取りを変更する際に確認しておきたいポイントを5つご紹介します。入居者さんのライフスタイルに合わせて、内装だけでなく間取りの変更を検討されるオーナー様が増えてきました。「2部屋の間仕切りを取って広々使える部屋にしたい」「リビングとダイニングをつなげて開放感をプラスしたい」など、各部屋の特徴によってリノベーションの方向は変わりますが、共通して気をつけるべきことが5つあります。
     

    ①エアコンの向き 
    ②スイッチの位置
    ③コンセントの位置 
    ④照明シーリング・ローゼットの位置と数 
    ⑤インターホンの位置


    「こんな細かなことは全てリフォーム業者が考えてくれるのでは?」と思われるかもしれません。もちろん提案されるケースが大半ですが提案されない場合もあり得ます。これらの設備は価値観やライフスタイルによってどこに設置したいかが変わりますので、オーナー様自らが入居者さんの目線に立って考えて、業者さんと相談しながら進めることが人気の部屋作りにつながります。それでは順に解説いたします。

                              
     

     まずはエアコンです。元は各部屋ごとに冷暖房がよく効く位置に付けられていたと思いますが、部屋がひとつになることで、エアコンの位置が適切ではなくなるケースが見られます。例えば、6畳の2部屋をつなげると12畳の縦長のお部屋になります。この場合はエアコンの風が長手方向に流れて、1台で部屋全体をまかなえるような位置につけるのが最適と言えるでしょう。その場合、エアコンの移設にはコンセントの移動や配管の穴開け工事が伴うため、プラスの費用がかかります。「エアコンの位置を変えませんか?」などの提案がない時は、エアコンは既存の場所で問題ないのかをオーナー様から確認すると良いと思います。


    (エアコンの位置を変えた例)
     

    居室の出入り口の位置変更やドアを新しくする際は、スイッチの移設も検討課題になります。例えば、片開きドアの場合、右側に開けるか(右勝手という)左側に開けるか(左勝手)のどちらかになります。引き戸を片開きドアに変更するとき、この勝手の向きによっては、元のスイッチがドアの裏側になってしまうことがあります。計画に「間取り変更後のスイッチの位置と移設費用が含まれているか」は確認しておきたいところです。スイッチは戸先(ノブ側)に付けるのがベターです。

    次はコンセントの位置です。最も気をつけるべきはキッチンのコンセントです。冷蔵庫、電子レンジ、オーブンなどキッチンに設置される家電は重く電圧も大きいのが特徴で、頻繁に抜き差ししなければならない場所にあると不便です。「コンセントが足りない」という入居者さんの声は少なくありません。逆に「便利なコンセント」はお部屋の強みとして募集できます。


     

    シーリングやローゼット(照明器具用のコンセント)の位置や数は既存のままで問題ないでしょうか。シーリングやローゼットは天井に照明を固定するのに必要な器具のことです。2つに分かれていた部屋をひとつにすると部屋の中心が変わります。間取り変更後は、中央に照明をひとつだけにするケース、明るさが不足したり用途に合わせて照明パターンを増やしたりする場合に2つ以上にするケースが想定されます。後者は人気のおしゃれ照明「ライティングレール」等のことですね。シーリングやローゼットの移設と追加が必要なのかどうかをリフォーム業者さんと相談しておきましょう。お部屋の「おしゃれ度」がアップします。

    最後はインターホンの位置です。テレビモニター付きインターホンが主流になっていますが、玄関先に付けてしまうと、せっかくのメリットを半減させてしまいます。この設備の利点は、部屋に居ながら来訪者をチェックできるところです。営業なのか集金なのか、急いで出る必要があるのか等が確認でき、場合によっては居留守を使うこともできます。特に支障がなければ居室の中に設置しておきたい設備ですね。間取り変更を伴うリノベーションを成功させるには、生活設備を使いやすく整える必要があります。オーナー様もリフォーム業者さんと一緒に入居者目線で考えて、使いやすい便利なお部屋を作っていきましょう。施工後のトラブル回避にもつながりますよ。

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