2021年12月 リフォームで人気の「塩ビタイル」とは? | さいたま市の賃貸は株式会社 別所不動産にお任せ下さい!

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  • 2021年12月号 リフォームで人気の「塩ビタイル」とは?

    2021.12.17

        

    賃貸リフォームやリノベーションの現場で注目の「塩ビタイル」について

     数年前から賃貸リフォームやリノベの現場で注目を浴びている「塩ビタイル」という床材をご存知でしょうか?「フロアタイル」や「ウッドタイル」とも呼ばれ、店舗内装だけでなく近年は賃貸住宅の使用が増えてきました。その人気の理由や特徴と、施工する上での注意点を紹介いたします。「塩ビ」とは「ポリ塩化ビニル」の略で、壁紙やCF(クッションフロア)や配水管に使われているプラスチックの一種です。塩ビタイルは、このポリ塩化ビニルで作られたタイル状の床材で、木目調や石目調など色やデザインが豊富です。同じ床材のCF、フローリングとの比較表をご覧ください。


    塩ビタイルとCFは施工費が安い
     3つの床材の大きな違いは厚みです。CFは1.8mm~4.5mm、塩ビタイルは2.5mm~3mmと非常に薄いので、既存のフローリングに上貼りできてリフォーム費用が安くなるというメリットがあります。フローリングは12mm~30mmと5倍から10倍くらいも厚いので、基本的に上貼りする事が出来ず張替えが必要になり、既存フローリングの処分費等が発生してリフォーム費用は高額になります。

    塩ビタイルは耐久性に優れている
     施工費が安いCFと塩ビタイルですが、メインの床材としての耐久性は塩ビタイルの方が優れています。CFは表面を押すと凹む素材なので、長い間重い家具などを置くと跡がついてしまいます。一方の塩ビタイルも弾力性はありますが、表面は堅く重たい物を長く置いても跡が残りにくい素材です。退去ごとに張替えると費用がかかりますから、中長期では塩ビタイル仕上げの方が原状回復費用を抑える事ができます。

    さらにメンテナンス費用が安い
     タバコの焦げ跡を修復するとき、CFとフローリングは部分的な補修が出来ないので一面の張替えが必要です。しかし塩ビタイルはタイル状なので、一枚ずつ張替える部分補修が可能でンテナンス費用を抑えることができます。

    塩ビタイルはトイレ、脱衣所向きでない?
     塩ビタイルは耐水性に優れていて、トイレや脱衣所に使用している新築物件も多いです。しかし張替えのときは一緒に便器の脱着が必要になってしまいます。その点CFは便器の形状に合わせてカッターで切れるので張替えが簡単です。またCFは横幅1.8mのロール状がメーター単位になっているので、狭い箇所なら繋ぎ目無しで防水性の高い仕上がりになります。トイレや脱衣所の床は汚れやすいので張替えが簡単なCFが使用される事が多いです。

    ポリ塩ビニルは熱に弱い
     ポリ塩化ビニルは熱に弱いという性質があり、温めると膨張するという特徴がありますので、床暖房があるお部屋で塩ビタイルやCFを使用するのはお勧めできません。強力な糊を使えば熱による膨張を防げますが、いざ張替えようとすると下地のコンパネまで一緒にめくれるリスクがあるので注意が必要です。電気カーペットくらいで膨張することはありませんが床暖房での使用は注意して下さい。

    塩ビタイルには遮音効果がない
     CFやフローリングには遮音効果のある商品が販売されていますが、塩ビタイルには遮音効果のある商品はありません。分譲マンションで遮音制限のある物件での使用は注意が必要です。置床工法という方法で床の下地を仕上げれば遮音することが出来るので、分譲賃貸で塩ビタイルを使用したいときは管理規約を確認して施工会社に相談して下さい。


    この様に塩ビタイルにはメリットとデメリットがあります。各床材の特徴を理解した上で、中期・長期的な目線で物件の状況や施工箇所に応じて床材を使い分けることをお勧めいたします。

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