2021年4月 それぞれの街のランキングを考えてみました | さいたま市の賃貸は株式会社 別所不動産にお任せ下さい!

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  • それぞれの“街のランキング”を考えてみました

    2021.4.16

        

    それぞれの“街のランキング”を考えてみました



     「住みたい街ランキング」が発表されて話題になっています。各地域で選ばれていますが首都圏版をみてみると「本厚木(ほんあつぎ)」(神奈川県)が1位となり、やや意外な結果として報じられてます。

    近畿版の1位は三宮「さんのみや」(兵庫県)が5年連続、中部版は岐阜「ぎふ」(岐阜県)で3年連続、九州版は博多「はかた」(福岡市)が4年連続でした。代表で首都圏の結果から借主のニーズの変化とランキングについて考察してみました。


     首都圏1位の本厚木は東京のベッドタウンの駅で、人口22万人の厚木市では最も賑やかな駅です。市民アンケートでは、「自然環境が豊かである」ことを評価する声が上位になっており、コロナ禍にあってもある程度の通勤利便性を確保しつつも、郊外でゆったりと生活を楽しみたいという希望が増しているなどの分析がされています。

    ランキングを発表したLIFULL HOME'S 総研の中山登志朗副所長は、「準近郊・郊外でも都心方面へ乗換なしでアクセス可能な路線沿いの駅に多くの人が関心を寄せる“郊外化”という傾向が鮮明」になったと分析しています。

     総務省(1月29日)の発表では、2020年に東京都への転入超過数(増えた住民)は約3.1万人で、2019年の約8.3万人から62.5%の減少となりました。2020年7月から6カ月連続で人口の流出があり、都心から脱出する動きが顕著になっています。

    テレワークを導入する企業や大学でのオンライン授業の普及で、家賃の高い都心から郊外に移動が増えているのは間違いないでしょう。コロナ終息後にも、こうした動きが続くのかはまだわかりません。

    しかし、自社ビルを売却したり、オフィスを縮小したりする動きが顕著になってきており、少なくとも一部ではリモートワークが定着すると思われるため、郊外に目が向けられる機会は増えるのではないでしょうか。この傾向は首都圏に限らず各地域で起きているものと思われます。

     さて、住みたい街ランキングは、名称を少し変えながら複数の企業から発表されています。しかし、同時期に集計したにも関わらず順位はバラバラで、混乱しがちです。


     今回、ランキングを発表したのは大手ポータルサイト・LIFULL HOME'Sを運営しているLIFULL(ライフル)です。その他に、ポータルサイトSUUMOを運営するリクルートによる「住みたい街ランキング」や住宅ローン販売のアルヒによる「本当に住みやすい街大賞」などがあります。各ランキングの首都圏版では、



    LIFULLは賃貸版と購入版のうち賃貸版のみ紹介。SUUMO2020年発表分。首都圏版のみ紹介していますが各地域ごとに選ばれています

     ごらんの通り、見事にバラバラです。SNSでは「ラインナップがバラバラ過ぎる」といった不満の声だけでなく、「不動産業者の思惑が入った順位」などと業界の陰謀を疑う投稿もありました。さすがに、陰謀は考えにくいのですが、発表されるランキングにどうしてこうも違いがあるのかは不思議です。

    調べてみると、そもそも調査方法が全く違いました。
    LIFULLは自社運営の物件検索サイトHOME`Sで部屋探しをした人のアクセス数をもとにランキングを作成。SUUMOは大規模なアンケートを元としており、アルヒは有識者による選定でした。つまり、全くやり方の違う調査がよく似たランキングとして、取り上げられている状態です。

     
     ある調査会社の幹部は「そもそも住みたい街というのは、人によって捉え方が違うので調査しづらい」とした上で、「それぞれの調査方法の違いから、
    LIFULL版は住める街ランキング、SUUMO版は憧れる街ランキング、アルヒ版は評論家が好む街ランキングに、それぞれが近いように思います」と解説します。また、ある不動産会社の経営者は「住みたい街ランキングに選ばれただけで問い合わせが増えるわけではありません。大切なのは、やはり物件情報です。ランキングに入るかどうかは関係なく、通常の空室対策を徹底するだけです」と冷静です。

     
     大家さんにとっては、ご自身の地域のそれぞれのランキングの違いを理解した上で、ゆるやかなトレンドを知っておくくらいの楽しみ方で良いかもしれません。