No.47「ペット可物件」で起こりうるトラブル |武蔵浦和の賃貸のことなら別所不動産

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  • No.47「ペット可物件」で起こりうるトラブル

        

    空前のペットブームでペット飼育可能の賃貸住宅も増えました。

    空前のペットブームでペット飼育可能の賃貸住宅も増えました。ペットを家族の一員と捉える共生型の賃貸住宅も ある一方で、空室対策としてとりあえず「ペット可」としている物件も多いと感じます。そもそもペット仕様に なっていなかったり、大家さんや管理会社もペット飼育に詳しくないので、想定外の問題やクレームが発生して慌 てることもあるようです。今後の賃貸経営には、ペットや外国人などを新たに受け入れていくことも必要になって 来ると思われますので、今回はペット飼育可能物件で過去に発生した問題やクレームについて取り上げます。 今後ペット可にした場合にどんなことが起こりそうか、それを予防するにはどうすれば良いかを、犬のケースに絞って 考えてみたいと思います。


      借り主はペット飼育に慣れていない? まず最初に気を付けたいのは、ペット飼育可能物件に住む入居者全員が「ペット飼育に慣れている訳ではない」 ということです。ブームに乗って、初めてペットを飼いたくてペット可物件を探すお客様もいらっしゃるのです。 そういう方はペットの習性についてあまり詳しくないので、悪気はなくても問題を起こすことがあります。 飼っているご本人にも想定外のトラブルが起きたりします。良く起こるのは、飼い主の留守中の「犬の無駄吠え」 に関するクレームです。単身世帯、共働き世帯でもペットを飼う人が増えたのですが、仕事で留守が多くなると、 お留守番の躾(しつけ)の出来ていない犬は淋しくて鳴くことがあります。飼い主は留守なので鳴いていること を知らず、他の部屋の入居者さんが耐えかねてクレームになるのです。「犬が夜遅くまで吠えている。なんとか鳴きやませて欲しい」と言われても…管理スタッフが現地に行ったところで犬は鳴き止みませんし困ってしまいます。 飼い主も慣れてないと犬の躾(しつけ)が出来ず、この手の問題はかなり長引きます。 長引くうちに、毎日吠え声を聞かされ続けている他の部屋の入居者さんも怒りが限界となってしまい、ポストに匿名の注意文が投函されたり、玄関ドアに注意文をでかでかと貼られてしまった入居者さんもいました。警察沙汰になったこともあります。

      こうなっては、飼い主側も恐怖を感じて安心して住んでいられず、退去してしまう結果になることもあります。 もっと困るのは、飼い主ではなくクレームを言う側が退去してしまうことです。その問題が解決しないまま 次の入居者さんが決まっても、また同じ問題が起きることが予測されるからです。これを防ぐには、入居時に 犬のお留守番の躾(しつけ)について尋ねたり、初めて飼う方で淋しくて鳴くような性格の犬の時は、スクールで 躾(しつけ)教育を受けるなどの対策を、考えてもらうことが必要になると思います。

    クレームが起きるのは室内だけではない
      クレームは室内だけでなく、共用部分のマナーでも発生します。犬は散歩が必要なので一緒に外に出かけますが、共用廊下で犬を歩かせてはいけないというルールのマンションが多いです。毛が飛んだり、粗相をしたり、他の入居者さんに吠えたり噛み付いたりしないようにとの配慮ですが、守らない方がいらっしゃると、ペットを飼っていない方や ルールを守っている方からのクレームになります。犬が成長して重くなって「抱っこできない」などと言われること もありますが、ルールはルールなので頑張って守って頂くようにします。しかし、当初は小型犬に限定していたのがルールが曖昧になって15 キロ以上あるような中型犬まで許可してしまうと、このルールが守れない方が増えてしまいトラブルになります。自由に歩かせた犬がマーキングよろしくエレベーターの中でオシッコをシャー!なんてことも今までには有りましたが、エレベーターの中は密室なだけに臭いがこもってなかなか取れず困りました。相手は動物 ですので、やはり飼い主さんの意識と教育により大きな差がでます。 バルコニーから排泄させる借り主 オシッコと言えば、バルコニーのサッシを開け放して、飼い犬が自由に出入りできるようにしていたお宅では、下の 階の方から「排水口からオシッコの匂いがして困っている」とのクレームを頂いたことがあります。その飼い犬が 高齢化していて、オシッコが我慢できなくてバルコニーにしてしまうことがあると言われましたが、他の部屋にまで ご迷惑がかかっているなら、それは見逃すわけにはいきません。そのときは、飼い主の留守中にはバルコニーに 出られないようにすることで解決することができました。このケースは飼い主の不注意で起きたクレームですが、 故意にバルコニーで排泄させていた借り主もいました。排尿の後を水で流していたので、両隣の部屋からクレームになりました。これは非常識な行為と言わざるを得ません。また、散歩の時の糞をそのまま共用のゴミストッカーに捨てる飼い主がいて、ゴミストッカー内部から悪臭がしてしまったことがありました。散歩中に回収した犬の糞は、自治体によって処理方法が決まっており、家庭用のトイレに流すか燃えるゴミで捨てるのですが、臭いが漏れないようにビニー ル袋に入れて口をしっかり縛り、他の入居者さんに迷惑がかからないようにするのがマナーなのです。さて、幾つかのクレーム事例を並べましたが、これらを防ぐには、ペット飼育規則をしっかり作って契約書と一緒に説明することや、入居申し込みから契約までの間に、飼い主の意識調査をしっかり行い、ルール違反をしないペット飼育が出来る人か どうかを見極めることが大切になります。単純に、空室対策のためにペット可にしよう!と考えるとクレームが続出する可能性がありますので、慎重に準備してからにして下さい。

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