2019年10月秋元 消費税対策として復活した「次世代住宅エコポイント」とは? | さいたま市の賃貸は株式会社 別所不動産にお任せ下さい!

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  • 消費税対策として復活した「次世代住宅エコポイント」とは?

    2019年10月

        

    住宅エコポイント制度をご存じでしょうか?


     新築やリフォームした時にポイントがつくことで、多くの方が利用してきたこの制度が「次世代住宅エコポイント」という名称で今年の6 月から復活しています。2009年、2011 年、2014 年に続いて4 回目の実施となります。

     今回は10 月の消費税引き上げ後に住宅の需要が落ち込まないように、新築だけでなく既存住宅への投資を呼びかける目的で国土交通省が行なっています。一定の条件に合う住宅工事に対して、地場産品、食料品、家電、家具、ベビーキッズ用品などの商品と交換できるポイントが発行される仕組みです。そして、リフォームについては賃貸住宅も対象となるので、大家さんにとっても注目したい制度なのです。その背景を説明いたしましょう。

     昨今では「共働き世帯」が増えて、仕事をしながらの家事が当たり前になりました。
    しかし現実は奥様一人で家事を担っている世帯が多いので、特に女性側に「負担を軽減したい」というニーズが高まっています。炊事、洗濯、掃除などの家事負担を軽減する生活便利家電が人気なのもその流れです。料理の時間を短縮する自動調理鍋や、素材の調理が簡単に出来るハンディータイプのフードプロセッサー、後片付けを楽にする食器洗い乾燥機、自動的にお掃除してくれるロボット掃除機などの便利家電です。このように、忙しい生活の中で時間を効率的に使うことに女性達の関心が集まっていますので、賃貸住宅にこのニーズを取り入れることで差別化を図ることができます。

    生活便利家電を置く場所やコンセントの位置を工夫するリフォームもその一つですが、もう一歩踏み込んで、「家事の負担を軽減してくれる設備」を導入することで、そのリフォーム工事が「次世代住宅エコポイント」の対象となるのです。

     この制度で賃貸住宅に適用されるリフォーム工事には、断熱改修、エコ住宅設備の設置、耐震改修、バリアフリー改修などがありますが、子育て支援や働き方改革のために制定されている「家事負担軽減できる設備の設置」という項目が、先にお話しした入居者ニーズに合致していて、既存の設備の交換時や、大きなリフォームをするタイミングに使えそうなのです。対象となる工事例として挙げられているのは、「掃除しやすいレンジフード」「ビルトイン自動調理対応コンロ」「掃除しやすいトイレ」「浴室乾燥機」「ビルトイン食器洗機」「宅配ボックスなどの設置」の6つです。

     まず、「掃除しやすいレンジフード」や「ビルトイン自動調理対応コンロ」はキッチン交換時に差別化ポイントとして検討できます。「掃除しやすいトイレ」は温水洗浄機能付きが該当しますので便器交換する時にほぼ対象になるでしょう。「浴室乾燥機」は室内干しの需要が増えている現代では助かる設備ですので、浴室換気扇の交換時に検討してみる価値はあります。注目すべきは「ビルトイン食洗器」です。食器洗い乾燥機は共働き賃貸入居者で購入する方が増えていますが、調理スペースが狭くなりますので、設備として付いていれば自炊派の方に喜ばれるはずです。今まで検討することも無かった贅沢設備ですが、家賃が高めの物件でキッチンが広く交換を検討する時期であれば、この制度を利用して導入することで大きな差別化になりそうです。「宅配ボックス」はネット通販の利用者が増えている中で、昼間は荷物を受け取れない共働き夫婦に需要が高まっています。常に欲しい設備ランキングの上位に入っていますので、今回の制度が決断の好機かもしれません。

     次世代住宅ポイントの対象となるのは2020 年3 月31 日までに工事請負契約を締結した工事となります。せっかくの機会ですので、設備の故障や大きなリフォームなどで既存の古い設備交換を検討する際に、この制度が使えるかを確認してみて下さい。

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